有名短歌の解説 河野裕子 【土鳩はどどつぽどどつぽ茨咲く野はねむたくてどどつぽどどつぽ】徹底解説!!意味や表現技法・句切れ・鑑賞文など 2022年9月18日 短歌の中には擬音語や擬態語が使われたものも多くあります。 音や状態を文字にして表す擬音語・擬態語は短歌の情景を分かりやすく伝えたり、読み手のイメージをふくらませたりする効果を持ちます。 今回は擬音語を上手に使った面白い短歌を紹介します。 土鳩はどどつぽどどつぽ茨咲く野はねむたくてどどつぽどどつぽ(河野裕子『ひ...
有名短歌の解説 河野裕子 【青林檎与へしことを唯一の積極として別れ来にけり】徹底解説!!意味や表現技法・句切れ・鑑賞文など 2022年9月7日 短歌は、5・7・5・7・7の31音で思いや考えを表現する定型詩です。 『百人一首』が作られた平安時代に栄えていたことはもちろん、千年以上の時を経た現代でも多くの人々に親しまれています。 今回は、河野裕子の歌を紹介します。 今夜は河野裕子さん『森のやうに獣のやうに』から。少女期の通信簿にはいつも「何事にも積極的に...
有名短歌の解説 河野裕子 【子がわれかわれが子なのかわからぬまで子を抱き湯に入り子を抱き眠る】徹底解説!!意味や表現技法・句切れ・鑑賞文など 2022年8月30日 短歌は、5・7・5・7・7の31音で思いや考えを表現する定型詩です。 日本特有の短い詩は、『百人一首』が作られた平安時代に栄えていたことはもちろん、古代から1300年を経た現代でも多くの人々に親しまれています。 今回は、河野裕子の歌をご紹介します。 【今朝の短歌】 子がわれかわれが子なのかわからぬまで子を抱き湯...
有名短歌の解説 河野裕子 【長生きして欲しいと誰彼数えつつつひにはあなたひとりを数ふ】徹底解説!!意味や表現技法・句切れ・鑑賞文など 2022年7月16日 短歌は、5・7・5・7・7の31音で思いや考えを表現する定型詩です。 日本特有の短い詩は、『百人一首』が作られた平安時代に栄えていたことはもちろん、古代から1300年を経た現代でも多くの人々に親しまれています。 今回は、河野裕子の歌をご紹介します。 文藝春秋88人の最期の言葉 歌人 河野裕子さん 「長生きして...
有名短歌の解説 河野裕子 【ぽぽぽぽと秋の雲浮き子供らはどこか遠くへ遊びに行けり】徹底解説!!意味や表現技法・句切れ・鑑賞文など 2022年6月21日 短歌は、5・7・5・7・7の31音で思いや考えを表現する定型詩です。 日本特有の短い詩は、『百人一首』が作られた平安時代に栄えていたことはもちろん、古代から1300年を経た現代でも多くの人々に親しまれています。 今回は、河野裕子の歌をご紹介します。 ぽぽぽぽと 秋の雲浮き 子供らは どこか遠くへ 遊びに行けり ...
有名短歌の解説 河野裕子 【たとへば君ガサッと落葉すくふやうに私をさらって行ってはくれぬか】徹底解説!!意味や表現技法・句切れ・鑑賞文など 2022年5月8日 今回は、河野裕子さんの歌をご紹介します。 【きょうの恋歌】 たとへば君 ガサッと落葉すくふやうに 私をさらって行ってはくれぬか 河野裕子 二人っきりでいる時に、「こんな短歌があったわね。いい歌ね」なんて言われたら、男はドキドキしてしまいます。 pic.twitter.com/wzC7yHnY3o — Nobu Y...
有名短歌の解説 河野裕子 【振りむけばなくなりさうな追憶のゆふやみに咲くいちめんの菜の花】徹底解説!!意味や表現技法・句切れ・鑑賞文など 2020年2月9日 古典文学の時代から日本に伝わる詩のひとつに短歌があります。 五・七・五・七・七の三十一文字で自然の美しい情景を詠んだり、繊細な歌人の心の内をうたい上げます。 今回は、戦後生まれの歌人として初の角川短歌賞を受賞し、その後も大胆な口語表現を取り入れた恋の歌や家族の日常を率直に詠んだ歌など、戦後女流歌人の先頭を走り続け...