有名短歌の解説 斎藤茂吉 【かがやけるひとすぢの途遙けくてかうかうと風は吹きゆきにけり】徹底解説!!意味や表現技法・句切れ・鑑賞文など 2022年11月12日 斎藤茂吉は「歌聖」とも称される歌人です。彼は精神科医をするかたわら多くの歌を作りました。 独創的な表現と言葉選びで作られた歌は現代の我々が読んでも新鮮で、また深い世界観が感じられます。 今回は斎藤茂吉の短歌を紹介します。 小倉真理子「斎藤茂吉」を読了。正岡子規、伊藤左千夫に連なる写生・写実の視点と、精神科医と...
歌人の有名短歌【まとめ】 斎藤茂吉 【斎藤茂吉の有名短歌 30選】近代短歌を確立した歌人!!短歌の特徴や人物像・代表作など徹底解説! 2022年6月5日 歌人であり、精神科医であり、時には書家でもあり、また画家でもあった多才の人、斎藤茂吉という男をご存知でしょうか。 彼はアララギ派歌人の一人で、その歌々から感じられる独特な視点と世界観は近代短歌の確立を担う魅力に溢れています。 今回は、そんなを30首ご紹介します。 斎藤茂吉(1882~1953) 山形出身。東大医...
有名短歌の解説 斎藤茂吉 【あかあかと一本の道とほりたりたまきはる我が命なりけり】徹底解説!!意味や表現技法・句切れ・鑑賞文など 2020年2月19日 山形県の農村に生まれ、短歌を詠みつつも精神科医としても大きな功績をあげた「斎藤茂吉」という人物がいます。 彼は正岡子規の流れを汲む、アララギ派の歌人として活躍しました。 今回は、斎藤茂吉の作品をご紹介します。 あかあかと一本の道とほりたり たまきはる我が命なりけり 斎藤茂吉 #折々のうた三六五日#長月九月...
有名短歌の解説 斎藤茂吉 【最上川逆白波のたつまでにふぶくゆふべとなりにけるかも】徹底解説!!意味や表現技法・句切れ・鑑賞文など 2020年2月15日 明治、大正、昭和にかけて活躍したアララギ派の歌人「斎藤茂吉」。 歌人人生の中で18000首近い歌を発表している日本の近代歌人を代表する一人です。 今回は、斎藤茂吉晩年の名歌集『白き山』からをご紹介します。 最上川 逆白波のたつまでに ふぶくゆふべと なりにけるかも 🍀 斎藤 茂吉 pic...
有名短歌の解説 斎藤茂吉 【のど赤き玄鳥ふたつ屋梁にゐて足乳根の母は死にたまふなり】徹底解説!!意味や表現技法・句切れ・鑑賞文など 2020年2月14日 精神科医と歌人という二つの顔を持ち、医療人としても功績をあげながら短歌を詠み続けた「斎藤茂吉」。 彼は山形県生まれの人物で、明治の終わりごろから昭和期の戦後の時期までを活躍しました。 今回は、斎藤茂吉の処女歌集にして出世作である『赤光』からをご紹介します。 本日、5月14日は、歌人 斎藤茂吉先生のお誕生日...
有名短歌の解説 斎藤茂吉 【死に近き母に添寝のしんしんと遠田のかはづ天に聞ゆる】徹底解説!!意味や表現技法・句切れ・鑑賞文など 2020年2月13日 近代における短歌の発展は目覚ましいものがあり、数多くの作品が詠まれてきています。 人生の歓びや苦しみ、悲しみを詠った歌、生活の中で沸き起こった感興、美しい自然への崇敬、様々な思いが短歌の調べの中で表現されてきました。 今回は、精神科医でもあり歌人でもあった斎藤茂吉の名歌をご紹介します。 死に近き母に添寝(...
有名短歌の解説 斎藤茂吉 【最上川の上空にして残れるはいまだうつくしき虹の断片】徹底解説!!意味や表現技法・句切れ・鑑賞文など 2020年2月12日 万葉の時代より親しまれてきた日本の伝統文学のひとつに短歌があります。 五・七・五・七・七の調べにのせて、歌人の心情を描く叙情的な作品が数多く残されています。 今回は、医者でありながら歌人としても活躍して、数々の名作を残した斎藤茂吉の歌をご紹介します。 最上川の上空にして残れるはいまだうつくしき虹の断片(斎藤茂...
有名短歌の解説 斎藤茂吉 【みちのくの母のいのちを一目見ん一目見んとぞただにいそげる】徹底解説!!意味や表現技法・句切れ・鑑賞文など 2020年2月11日 日本人は五・七・五・七・七のしらべで、生活の中の様々な感情、人生に対する想い、美しい自然を詠んできました。 歌を詠むことを本業にするのではなく、他に本業を持ちつつ、歌人として成功した人も多くいます。 今回は、精神科医をつとめる傍ら、歌人としての名声も得た斎藤茂吉の名歌をご紹介します。 斎藤茂吉 みち...
有名短歌の解説 斎藤茂吉 【沈黙のわれに見よとぞ百房の黒き葡萄に雨ふりそそぐ】徹底解説!!意味や表現技法・句切れなど 2020年1月26日 晩夏から秋にかけて、大地の豊かな実りの象徴として、古くから日本人に愛されてきた果実、葡萄。 葡萄の表すイメージは、実に多彩です。幸せを象徴するような実り・芳醇な香りから想像されるなまめかしさ・雨に濡れた暗い色の持つ哀しみなど。 万葉集の時代から現代に至るまで、そんな葡萄をモチーフとした短歌が多数作られてきました。...
有名短歌の解説 斎藤茂吉 【ただひとつ惜しみて置きし白桃のゆたけきを吾は食ひをはりけり】徹底解説!!意味や表現技法・句切れなど 2020年1月20日 こちらは近現代を代表する歌人・斎藤茂吉の短歌です。 そのなかでも「ただひとつ…」は、歌集『白桃』のタイトル由来になるほどの歌です。 ただひとつ 惜しみて置きし 白桃の ゆたけきを吾は 食いをはりけり 斎藤茂吉 今年も桃の美味しい季節🍑✨ pic.twitter.com/Wx8H...