皆さんは家族に感謝を伝えることはありますか?
いつも自分を応援して支えてくれる家族と、時にはゆっくりした時間を過ごし「側にいてくれてありがとう」という気持ちを伝えることも大切です。きっと相手はとても嬉しく思うことでしょう。
今回は、「家族への感謝の気持ち」が込められた短歌歌を20首紹介します。
今はなき
癒し溢れる
年越しを
与えてくれた
父母に感謝す#短歌#tanka pic.twitter.com/vQiIRAiyPK— 黒男 (@kuroneko402) December 31, 2016
家族への感謝の気持ちが込められた短歌【前半10首】
【NO.1】
『 吾子たちが いるのは父母の お陰です 来世でもまた 子供にしてね 』
「吾子」は自分の子供を指す言葉です。作者は自分が親になって、親のありがたさを改めて感じたのでしょう。育ててもらったことへの感謝とともに、両親のことが大好きだとの気持ちも伝わります。
【NO.2】
『 母の手の しわの深さよ 我が人生 支えし日々の しるしなるかな 』
「しわの深さよ」との詠嘆から、母の手に刻まれたしわの深さに驚いたことが伝わります。作者は苦労をかけてしまったこと、また自分を育ててくれた母を思い、親はありがたいものだと改めて感動したのではないでしょうか。
【NO.3】
『 日曜日 家族サービス 場所未定 ならばいつもの ショッピングモール 』
【NO.4】
『 おとうさん いつか一緒に 働こう 親子で作る おいしいトマト 』
【NO.5】
『 ありがとう 今日という日 迎えれた 貴女のおかげ 産まれて良かった 』
【NO.6】
『 健やかな キミとキミとの お陰様 小雪舞うほど 心温か 』
【NO.7】
『 家族には 感謝を込めて ありがとう 身近だからと 忘れがちだよ 』
【NO.8】
『 針仕事 すいすいこなす 母を見て いつのまにやら 覚えた手順 』
【NO.9】
『 1万回 再生しても 止まらない 涙と感謝の 父からのメール 』
【NO.10】
『 ありがとう 親思いの子 優しい子 健康な子に 育ってくれて 』
家族への感謝の気持ちが込められた短歌【後半10首】
【NO.11】
『 お弁当 お料理自慢の お母さん 三年間いつも 自慢だったの 』
【NO.12】
『 幼き日 父の膝にて テレビ見る 笑みも涙も そこが教室 』
お父さんの膝に座ってテレビを見て、一緒に楽しんだり泣いたりして、時には分からないことを教えてもらいながら大きくなったのでしょう。幼い自分と過ごしてくれた父への感謝が伝わります。
【NO.13】
『 自らの 心と身体 見つめては 感謝忘れず 父と母への 』
【NO.14】
『 ただいまと 言うと迎えて くれる妻 暖かい部屋 温かいご飯 』
【NO.15】
『 言葉では 感謝を伝えられなくて じっくりほぐす 父の肩こり 』
【NO.16】
『 やるべき事 やるんだったら 遊んでいい 父の言葉に 今頃感謝 』
作者はこの歌のように言い聞かされて育ち、やることをやってから遊ぶ習慣が身についたのでしょう。自分を律することは意外に難しいものですが、お父さんの教えのお陰でやるべき事を先にできる人間に育ったのですね。
【NO.17】
『 つらい日も 帰ってきたら 大好きな 母がいるから 乗り越えられる 』
親は子供の最大の味方で、悩みも辛いことも受け止めてくれるものです。作者のお母さんも優しく、温かく子供を支えてくれる人であることが伝わります。だからこそ作者は辛い日も乗り越えられたのでしょう。
【NO.18】
『 ずば抜けた 才は持たねど 野放図に 育ててもらった 母に感謝す 』
「野放図」は際限なく広がるといった意味があります。作者のお母さんはあまり口うるさいことは言わず、のびのびと育ててくれたのでしょう。作者が今の自分に満足している様子が伝わります。
【NO.19】
『 社会出て 字が綺麗だと 褒められる 書道習わせて くれたおかげ 』
子供の頃に習い事をした経験が大きくなってから身を助けることもあります。字が綺麗だと言われて作者は嬉しかったのでしょう。子供の頃に習い事をさせてくれた親への感謝が込められた歌です。
【NO.20】
『 太陽も 月も地球も 兼ね母は 我を育てた 女手ひとつで 』
太陽は暖かく、月は優しく、地球は大きいイメージのある言葉です。女手ひとつで育ててくれたお母さんは作者にとって偉大な存在なのでしょう。お母さんへの感謝とともに尊敬も伝わる歌です。
以上、家族への感謝の気持ちが込められた短歌集でした!
今回は「家族への感謝の気持ち」が込められた短歌を20首紹介しました。
家族に感謝を伝えようとしても、あらたまって口には出しにくいかもしれません。しかし、心の中では多くの人が「いつもありがとう」と思っているのではないでしょうか。
そんな家族への「ありがとう」を短歌にしてみませんか?短い詩である短歌は初めてでも作りやすく、気持ちを表現するのにぴったりです。