有名短歌の解説 石川啄木 【君に似し姿を街に見る時のこころ躍りをあはれと思へ】徹底解説!!意味や表現技法・句切れ・鑑賞文など 2022年6月21日 短歌は、日常の中で感じたことを5・7・5・7・7の31音で表現する定型詩です。 「みそひともじ」とも呼ばれるこの「短い詩」は、古代から1300年を経た現代でも多くの人々に親しまれています。 今回は、現代短歌の第一人者である歌人「石川啄木」の一首をご紹介します。 君に似し姿を街に見る時の こころ躍りを あはれと...
有名短歌の解説 河野裕子 【ぽぽぽぽと秋の雲浮き子供らはどこか遠くへ遊びに行けり】徹底解説!!意味や表現技法・句切れ・鑑賞文など 2022年6月21日 短歌は、5・7・5・7・7の31音で思いや考えを表現する定型詩です。 日本特有の短い詩は、『百人一首』が作られた平安時代に栄えていたことはもちろん、古代から1300年を経た現代でも多くの人々に親しまれています。 今回は、河野裕子の歌をご紹介します。 ぽぽぽぽと 秋の雲浮き 子供らは どこか遠くへ 遊びに行けり ...
有名短歌の解説 北原白秋 【昼ながら幽かに光る蛍一つ孟宗の藪を出でて消えたり】徹底解説!!意味や表現技法•句切れ•鑑賞文など 2022年6月11日 今回、「印象派」と呼ばれる北原白秋の短歌をご紹介します。 昼ながら幽かに光る蛍一つ 孟宗の藪を出でて消えたり 北原白秋 ええなぁ。。。 — tatusi (@paf00703) August 19, 2012 今日の短歌生活 自分は、風景・情景が浮かぶ歌が好きだと気がついた。 昼ながら幽かに光る蛍一つ孟宗の藪を出...
有名短歌の解説 楠木正行 【かへらじとかねて思へば梓弓なき数にいる名をぞとどむる】徹底解説!!意味や出典・鑑賞・鑑賞文など 2022年6月8日 短歌は31文字と短いですが、その中で詠み手は言葉選びを工夫して自分の思いを表現します。短歌は限られた文字数だからこそ奥が深く、面白味があると言えます。 今回は武将が自らの覚悟を詠んだ歌を紹介します。 太平記がきっかけで訪れた吉野、如意輪寺にある楠木正成の息子、楠木正行の書いた時世の句を見てきました。これも今回の旅...
有名短歌の解説 平井弘 【困らせる側に目立たずいることを好みき誰の味方でもなく】徹底解説!!意味や表現技法・句切れ・鑑賞文など 2022年6月7日 短歌は、5・7・5・7・7の31音で思いを表現する定型詩です。 これは日本独自のもので、あの『百人一首』が作られた平安時代に栄えていたことはもちろん、古代から1300年を経た現代でも多くの人々に親しまれています。 今回は、平井弘の歌をご紹介します。 「東海のうたびと」、第7回は、平井弘さん。 高名な歌が、いま、...
有名短歌の解説 俵万智 【今何を考えている菜の花のからし和えにも気づかないほど】徹底解説!!意味や表現技法・句切れ・鑑賞文など 2022年6月7日 今回は、第1歌集『サラダ記念日』が社会現象を起こすまでの大ヒットとなり、現代短歌の第一人者として活躍する俵万智の歌をご紹介します。 今何を考えている菜の花のからし和えにも気づかないほど/俵万智「かぜのてのひら」 pic.twitter.com/WOsVp85kJe — kdwk (@508atsu) Februa...
有名短歌の解説 島木赤彦 【まばらなる冬木林にかんかんと響かんとする青空の色】徹底解説!!意味や表現技法・句切れ・鑑賞文など 2022年6月5日 短歌は31文字と短いですが、作者の感情や伝えたい風景などが工夫して詠みこまれています。 じっくりと鑑賞することで表現の工夫やテクニックに気が付いて、その短歌がもっと好きになるかもしれません。 今回は、冬の風景をテーマにした短歌をご紹介します。 本記事では、「まばらなる冬木林にかんかんと響かんとする青空の色」の...
有名短歌の解説 与謝野晶子 【鎌倉や御仏なれど釈迦牟尼は美男におはす夏木立かな】徹底解説!!意味や表現方法・句切れ・鑑賞文など 2022年5月25日 短歌は31文字と短いです。しかし作者は31文字で情景や気持ちを、読んだ人にも伝わるように色々な工夫をしています。 じっくりと鑑賞文することで、表現の工夫に気付いたり、感動してその短歌がもっと好きになったりするかもしれません。 今回は、与謝野晶子の歌をご紹介します。 鎌倉行ってきましたーっ!! 高徳院の大仏、与謝...
有名短歌の解説 俵万智 【男というボトルをキープすることの期限が切れて今日は快晴】徹底解説!!意味や表現技法・句切れ・鑑賞文など 2022年5月25日 短歌は、日常の中で作者が感じたことを5・7・5・7・7の31音で表現する定型詩です。 短い文字数の中で心を表現するこの「短い詩」は、あの『百人一首』が作られた平安時代に栄えていたことはもちろん、古代から1300年を経た現代でも多くの人々に親しまれています。 今回は、第1歌集『サラダ記念日』が社会現象を起こすまで...
有名短歌の解説 石川啄木 【ふるさとの訛なつかし停車場の人ごみの中にそを聴きにゆく】徹底解説!!意味や表現技法・句切れ・鑑賞文など 2022年5月25日 短歌は、思ったことや感じたことを5・7・5・7・7の31音で表現する定型詩です。 「みそひともじ」とも呼ばれるこの「短い詩」は、古代から1300年を経た現代でも多くの人々に親しまれています。 今回は、現代短歌の第一人者である歌人「石川啄木」の一首をご紹介します。 『ふるさとの訛なつかし停車場の人ごみの中にそを...
有名短歌の解説 会津八一 【おほてらのまろきはしらのつきかげをつちにふみつつものをこそおもへ】徹底解説!!意味や表現方法・句切れ・鑑賞文など 2022年5月22日 今回は、会津八一の歌をご紹介します。 會津八一 歌人 「おほてら の まろき はしら の つきかげ を つち に ふみ つつ もの を こそ おもへ」 全部ひらがなの人で覚えてました。 #作家の似顔絵 pic.twitter.com/rraqQyZimx — イクタケマコト:イラストレーター (@m_ikutak...
有名短歌の解説 与謝野晶子 【柔肌の熱き血潮に触れもみで悲しからずや道を説く君】徹底解説!!意味や表現技法・句切れ・鑑賞文など 2022年5月12日 短歌は、作者が思ったことや感じたことを5・7・5・7・7の31音で表現する定型詩です。短い文字数の中で心を表現する短歌は、あの『百人一首』が作られた平安時代に栄えていたことはもちろん、現代でも多くの人々に親しまれています。 今回は、与謝野晶子の歌をご紹介します。 『柔肌の熱き血潮に触れもみで悲しからずや 道を説く...
有名短歌の解説 河野裕子 【たとへば君ガサッと落葉すくふやうに私をさらって行ってはくれぬか】徹底解説!!意味や表現技法・句切れ・鑑賞文など 2022年5月8日 今回は、河野裕子さんの歌をご紹介します。 【きょうの恋歌】 たとへば君 ガサッと落葉すくふやうに 私をさらって行ってはくれぬか 河野裕子 二人っきりでいる時に、「こんな短歌があったわね。いい歌ね」なんて言われたら、男はドキドキしてしまいます。 pic.twitter.com/wzC7yHnY3o — Nobu Y...
有名短歌の解説 俵万智 【悲しみがいつも私を強くする今朝の心のペンキぬりたて】徹底解説!!意味や表現技法・句切れ・鑑賞文など 2022年5月8日 今回は、第1歌集『サラダ記念日』が社会現象を起こすまでの大ヒットとなり、現代短歌の第一人者として活躍する俵万智の歌をご紹介します。 悲しみがいつも私をつよくする 今朝の心のペンキぬりたて#俵万智 pic.twitter.com/Tg9KjjnAmr — すてきなことば (@_cotobawo_) June 8, 2...
有名短歌の解説 与謝野晶子 【道を云はず後を思はず名を問はずここに恋ひ恋ふ君と我と見る】徹底解説!!意味や表現技法・句切れ・鑑賞文など 2022年5月8日 今回は、与謝野晶子の歌をご紹介します。 道を云はず 後を思はず 名を問はず ここに恋ひ恋ふ君と我と見る 与謝野晶子 「岐阜県:木曽三川公園」 pic.twitter.com/JBaUVT8sa1 — 櫻えぼし@日本の風景 (@pchankuro) September 4, 2015 本記事では、「道を云はず後を...
有名短歌の解説 千葉聡 【卒業生最後の一人が門を出て二歩バックしてまた出ていった】徹底解説!!意味や表現技法・句切れ・鑑賞文など 2022年4月15日 今回は、千葉聡さんの歌をご紹介します。 卒業は本来、嬉しいこと。でも、まだここにいたくなったり、なぜかせつなくなったり。全国の卒業生のみなさん、おめでとうございます。せつない、いろんな思いすべて、大切です。横浜サイエンスフロンティア高校の小さな黒板。千葉聡『飛び跳ねる教室』(亜紀書房)。これは桜丘高校で撮りました...