有名短歌の解説 寺山修司 【マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや】徹底解説!!意味や表現技法・句切れなど 2020年2月29日 戦後の歌壇に奔放多彩な才能で切り込んでいった前衛歌人・「寺山修司」。 彼の既存短歌に対するアンチテーゼのような作品は、今なお多くの人々に愛され続けています。 今回は彼が残した歌の代表作ともいえるという歌をご紹介します。」 『マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや』 建国記念の日や終戦記念日に、...
有名短歌の解説 北原白秋 【帰らなむ筑紫母国早や待つと今呼ぶ声の雲にこだます】徹底解説!!意味や表現技法・句切れ・鑑賞文など 2020年2月28日 詩人であり、作詞家としての才能もあわせもった歌人「北原白秋」。 ふるさと、福岡県の柳川を愛し続けた人物でもありました。 今回は望郷の思いをうたい上げた北原白秋の名歌をご紹介します。 #白秋忌 詩人・北原白秋の1942年の忌日。明治から昭和初期にかけて活躍した北原白秋は日本を代表する詩人で歌人の一人。詩集「...
有名短歌の解説 石川啄木 【みぞれ降る石狩の野の汽車に読みしツルゲエネフの物語かな】徹底解説!!意味や表現技法・句切れなど 2020年2月27日 胸に迫る望郷の歌を数多く詠んだ歌人「石川啄木」。 啄木は抒情的な美しい短歌を短い生涯で数多く読み、多くのファンの心を魅了し続けています。 今回はそんな明治時代の有名歌人「石川啄木」の短歌の中からという歌をご紹介します。 【今日のフレーズ】 みぞれ降る 石狩の野の汽車に読みし ツルゲエネフの物語かな 石川啄木『一...
有名短歌の解説 石川啄木 【友がみなわれよりえらく見ゆる日よ花を買ひ来て妻としたしむ】徹底解説!!意味や表現技法・句切れ・鑑賞文など 2020年2月27日 明治時代、抒情的な歌風で知られ、若くしてこの世を去った人気歌人「石川啄木」。 今回は石川啄木の短歌の中からという歌をご紹介します。 友がみなわれよりえらく見ゆる日よ 花を買ひ来て 妻としたしむ 石川啄木 ”一握の砂” いい奥さんだったんですね。 どんな関係の人にも、こんな安らぎを与えられるような人になりたいもの...
有名短歌の解説 与謝野晶子 【春雨にぬれて君来し草の門よおもはれ顔の海棠の夕べ】徹底解説!!意味や表現技法・句切れなど 2020年2月26日 古来より人々の心を映し、親しまれてきた短歌の世界。「五・七・五・七・七」の三十一文字で、歌人の心情を歌い上げる叙情的な作品が数多くあります。 その中でも「恋の短歌」ときけば、情熱の歌人・与謝野晶子の作品を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。 今回は彼女が残した名歌の中から、をご紹介します。 春雨にぬれて君...
有名短歌の解説 北原白秋 【石崖に子ども七人腰かけて河豚を釣り居り夕焼小焼】徹底解説!!意味や表現技法・句切れ・鑑賞文など 2020年2月24日 詩人であり、作詞家としての才能もあわせもった歌人「北原白秋」。 明治の終わりから昭和10年代に活躍しました。 今回は北原白秋の第二歌集『雲母集』からをご紹介します。 🍒 石崖に 子ども七人 腰かけて 河豚を釣り居り 夕焼小焼 🍬 北原 白秋 pic.twitter.com/...
有名短歌の解説 北原白秋 【深々と人間笑ふ声すなり谷一面の白百合の花】徹底解説!!意味や表現技法・句切れなど 2020年2月23日 歌人だけでなく、詩人や作詞家など多彩な才能で、日本の近代文学に多大な影響を与えた「北原白秋」。 象徴的手法で新鮮な感覚情緒を述べるなど、叙情的な短歌を数多く残しています。 今回は、北原白秋の作品の中からという歌をご紹介します。 小説の合間に北原白秋の短歌をつまみ読み。「深々と人間笑う声すなり 谷一面の白百合の花...
有名短歌の解説 寺山修司 【海を知らぬ少女の前に麦藁帽のわれは両手を広げていたり】徹底解説!!意味や表現技法・句切れなど 2020年2月23日 万葉の時代より人々の心を映し、親しまれてきた日本の伝統文学「短歌」。 「五・七・五・七・七」の三十一文字で、歌人の心情を表現する叙情的な作品が数多く残されています。 今回は、「昭和の啄木」とも称された歌人・寺山修司のをご紹介します。 rt 海を知らぬ少女の前に麦藁帽のわれは両手を広げていたり pic.twitt...
有名短歌の解説 石川啄木 【しらしらと氷かがやき千鳥なく釧路の海の冬の月かな】徹底解説!!意味や表現技法・句切れ・鑑賞文など 2020年2月23日 古典文学の時代から日本に伝わる詩のひとつに短歌があります。 五・七・五・七・七の三十一文字で自然の美しい情景を詠んだり、繊細な歌人の心の内をうたい上げたりします。 今回は、独自の思想と「生活を歌う」三行書きの表現によって近代短歌の歴史に不滅の足跡を残し夭折した、石川啄木の歌をご紹介します。 しらしらと氷かがやき...
有名短歌の解説 穂村弘 【校庭の地ならし用のローラーに座れば世界中が夕焼け】徹底解説!!意味や表現技法・句切れなど 2020年2月20日 古典文学の時代から日本に伝わる詩のひとつに短歌があります。 五・七・五・七・七の三十一文字で自然の美しい情景を詠んだり、繊細な歌人の心の内をうたい上げます。 今回は、ニューウェイブ短歌を牽引し、歌壇の枠を超えてエッセイストとしても活動。若者を短歌に引き寄せるのに大きな力を発揮している、穂村弘の歌をご紹介します。 ...