有名短歌の解説 北原白秋 【春の鳥な鳴きそ鳴きそあかあかと外の面の草に日の入る夕】徹底解説!!意味や表現技法・句切れ・体言止めなど 2020年2月14日 万葉の時代より親しまれてきた日本の伝統文学のひとつである「短歌」。五・七・五・七・七の調べで、日本の美しい自然や繊細な歌人の心の内を歌い上げます。 現代まで多くの歌人が優れた歌を残してきましたが、その中でも日本の近代文学に偉大な足跡を残した詩聖・北原白秋がいます。 今回は、白秋の代表歌をご紹介します。 春の鳥 ...
有名短歌の解説 若山牧水 【海鳥の風にさからふ一ならび一羽くづれてみなくづれたり】徹底解説!!意味や表現技法・句切れなど 2020年2月14日 人や自然への溢れる思いを詠みこみ、近代短歌史に偉大な足跡を残した歌人「若山牧水」。 彼の詠む短歌は、流れるような韻律の良さが特徴で、今なお人々に愛誦されている歌が数多くあります。 今回は、牧水の残した名歌の中からをご紹介します。 海鳥の風にさからふ一ならび一羽くづれてみなくづれたり(若山牧水) — 石川 源嗣 ...
有名短歌の解説 斎藤茂吉 【のど赤き玄鳥ふたつ屋梁にゐて足乳根の母は死にたまふなり】徹底解説!!意味や表現技法・句切れ・鑑賞文など 2020年2月14日 精神科医と歌人という二つの顔を持ち、医療人としても功績をあげながら短歌を詠み続けた「斎藤茂吉」。 彼は山形県生まれの人物で、明治の終わりごろから昭和期の戦後の時期までを活躍しました。 今回は、斎藤茂吉の処女歌集にして出世作である『赤光』からをご紹介します。 本日、5月14日は、歌人 斎藤茂吉先生のお誕生日...
有名短歌の解説 与謝野晶子 【海恋し潮の遠鳴りかぞへては少女となりし父母の家】徹底解説!!意味や表現技法・句切れなど 2020年2月14日 日本の和歌史上、和泉式部以来の情熱歌人と称された「与謝野晶子」。 彼女の短歌といえば、女性の自由を歌った情熱的な歌を思い浮かべるかもしれませんが、幻想的・浪漫的な作品も数多く残しています。 今回はその中から、気弱な女性の一面が見え隠れする歌をご紹介します。 与谢野晶子《恋衣》“海恋し潮の遠鳴りかぞへては少女とな...
有名短歌の解説 斎藤茂吉 【死に近き母に添寝のしんしんと遠田のかはづ天に聞ゆる】徹底解説!!意味や表現技法・句切れ・鑑賞文など 2020年2月13日 近代における短歌の発展は目覚ましいものがあり、数多くの作品が詠まれてきています。 人生の歓びや苦しみ、悲しみを詠った歌、生活の中で沸き起こった感興、美しい自然への崇敬、様々な思いが短歌の調べの中で表現されてきました。 今回は、精神科医でもあり歌人でもあった斎藤茂吉の名歌をご紹介します。 死に近き母に添寝(...
有名短歌の解説 斎藤茂吉 【最上川の上空にして残れるはいまだうつくしき虹の断片】徹底解説!!意味や表現技法・句切れ・鑑賞文など 2020年2月12日 万葉の時代より親しまれてきた日本の伝統文学のひとつに短歌があります。 五・七・五・七・七の調べにのせて、歌人の心情を描く叙情的な作品が数多く残されています。 今回は、医者でありながら歌人としても活躍して、数々の名作を残した斎藤茂吉の歌をご紹介します。 最上川の上空にして残れるはいまだうつくしき虹の断片(斎藤茂...
有名短歌の解説 与謝野晶子 【夏の風山よりきたり三百の牧の若馬耳ふかれけり】徹底解説!!意味や表現技法・句切れなど 2020年2月12日 古来より人々の心を映し、親しまれてきた日本の伝統文学である「短歌」。 「五・七・五・七・七」の三十一文字で、日本の美しい自然や歌人の心情を歌い上げる叙情的な作品が数多くあります。 今回は、浪漫派歌人として活躍した与謝野晶子の歌をご紹介します。 「夏の風山よりきたり三百の牧の若馬耳ふかれけり」与謝野晶子 pic....
有名短歌の解説 斎藤茂吉 【みちのくの母のいのちを一目見ん一目見んとぞただにいそげる】徹底解説!!意味や表現技法・句切れ・鑑賞文など 2020年2月11日 日本人は五・七・五・七・七のしらべで、生活の中の様々な感情、人生に対する想い、美しい自然を詠んできました。 歌を詠むことを本業にするのではなく、他に本業を持ちつつ、歌人として成功した人も多くいます。 今回は、精神科医をつとめる傍ら、歌人としての名声も得た斎藤茂吉の名歌をご紹介します。 斎藤茂吉 みち...
有名短歌の解説 若山牧水 【白鳥はかなしからずや空の青海のあをにも染まずただよふ】徹底解説!!意味や表現技法・句切れなど 2020年2月11日 万葉の時代より親しまれてきた日本の伝統文学のひとつに短歌があります。 五・七・五・七・七の調べで、日本の美しい自然や繊細な歌人の心の内を歌い上げます。 今回は、国民的歌人として今なお愛される若山牧水の代表歌をご紹介します。 白鳥はかなしからずや空の青海のあをにも染まずただよふ 若山牧水 北海道の海ではないし漂っ...
有名短歌の解説 正岡子規 【真砂なす数なき星の其の中に吾に向ひて光る星あり】徹底解説!!意味や表現技法・句切れなど 2020年2月9日 都会では降るような星を見る機会などほとんどありません。 空一面に宝石のように広がる星空を見れば、どんな人でも心動かされ、あたたかく優しい気持ちになるのではないでしょうか? 近現代の有名な歌人たちもまた、美しい星空に心を奪われ、数々の名作を世に残しています。 今回は、近代の短歌・俳句といった詩歌の基礎を築くという...