有名短歌の解説 俵万智 【万智ちゃんを先生と呼ぶ子らがいて神奈川県立橋本高校】徹底解説!!意味や表現技法・句切れ・鑑賞文など 2021年11月17日 短歌は、日常の中で感じたことを5・7・5・7・7の31音で表現する定型詩です。 みそひともじと呼ばれる短い文字数の中で心を表現するこの「短い詩」は、古代から1300年を経た現代でも多くの人々に親しまれています。 今回は、第1歌集『サラダ記念日』が社会現象を起こすまでの大ヒットとなり、現代短歌の第一人者として今な...
有名短歌の解説 俵万智 【親は子を育ててきたと言うけれど勝手に赤い畑のトマト】徹底解説!!意味や表現技法・句切れ・鑑賞文など 2021年11月9日 短歌は、自分が感じたことを5・7・5・7・7の31音で表現する定型詩です。 短い文字数の中で心を表現するこの「短い詩」は、古代から1300年を経た現代でも多くの人々に親しまれています。 今回は、第1歌集『サラダ記念日』が社会現象を起こすまでの大ヒットとなり、現在でも現代短歌の第一人者として活躍する俵万智の歌をご...
有名短歌の解説 馬場あき子 【つばくらめ空飛びわれは水泳ぐ一つ夕焼けの色に染まりて】徹底解説!!意味や表現技法・句切れ・倒置法など 2020年3月11日 万葉の時代より人々に親しまれてきた短歌の世界。 「五・七・五・七・七」の三十一文字で、歌人の心情を歌い上げる叙情的な作品が数多くあります。 今回は、戦後の復興期から現在に至るまで、伝統を重んじながら、時代の新しい波を感じさせる短歌を詠み続けている・馬場あき子の歌をご紹介します。 つばくらめ空飛びわれは水泳ぐ 一...
有名短歌の解説 窪田空穂 【麦のくき口に含みて吹きをればふと鳴りいでし心うれしさ】徹底解説!!意味や表現技法・句切れなど 2020年3月9日 古典文学の時代から日本に伝わる詩のひとつに短歌があります。 五・七・五・七・七の三十一文字で自然の美しい情景を詠んだり、繊細な歌人の心の内をうたい上げます。 今回は、日常のちょっとした風景を明るく清らかな感性で詠い上げた歌人・窪田空穂の歌をご紹介します。 窪田空穂(歌人) pic.twitter.com/F...
有名短歌の解説 寺山修司 【ころがりしカンカン帽を追うごとくふるさとの道駈けて帰らん】徹底解説!!意味や表現技法・句切れ・鑑賞文など 2020年3月7日 言葉の錬金術師・青春のカリスマなどの異名を持つ「寺山修司」。 彼は短歌・評論・戯曲の執筆の他、テレビやラジオ出演など、多彩な能力を発揮した昭和の文化を象徴するような人物です。 今回はそんな寺山修司の名歌をご紹介します。 今日は定時に上がって帰るぞ~~ ころがりしカンカン帽を追うごとくふるさとの道駆けて帰らん...
有名短歌の解説 寺山修司 【夏蝶の屍をひきてゆく蟻一匹どこまでゆけどわが影を出ず】徹底解説!!意味や表現技法・句切れなど 2020年3月5日 戦後の歌壇に奔放多彩な才能で切り込んでいった前衛歌人・「寺山修司」。 短歌活動は10年余りと短いながらも、青春や故郷、祖国を歌い上げた作品は、今なお多くの人々に愛され続けています。 今回は彼が残した歌の中からをご紹介します。 少し前に大学で、寺山修司の歌集を本当にちょこっとだけ掻い摘んだことがあるのですがなかな...
有名短歌の解説 寺山修司 【売りにゆく柱時計がふいに鳴る横抱きにして枯野ゆくとき】徹底解説!!意味や表現技法・句切れなど 2020年3月4日 戦後の歌壇に奔放多彩な才能で切り込んでいった前衛歌人・「寺山修司」。 彼は三十一文字で表現する短歌の世界において、物語性に富んだ作品を多く残しています。 今回は、彼が残した歌の中からという歌をご紹介します。 明日はコレなの。ってボスに見せたら「寺山修司かぁ。若い頃、金に困ってた時もあったんだろうな。この歌、いい...
有名短歌の解説 寺山修司 【わがシャツを干さん高さの向日葵は明日ひらくべし明日を信ぜん】徹底解説!!意味や表現技法・句切れ・鑑賞文など 2020年3月4日 昭和を代表する文化人「寺山修司」。 短歌、詩、戯曲など、様々なジャンルで才能を発揮し、テレビやラジオでも活躍しました。 今回は寺山修司氏の名歌をご紹介します。 「わがシャツを干さん高さの向日葵は明日ひらくべし明日を信ぜん」(歌集) pic.twitter.com/7ysvXMqiJR — 森田“シカミミ”...
有名短歌の解説 永田紅 【細胞の中に奇妙な構造のあらわれにけり夜の顕微鏡】徹底解説!!意味や表現技法・句切れ・鑑賞文など 2020年3月3日 万葉の時代より人々の心を映し、親しまれてきた日本の伝統文学「短歌」。 「五・七・五・七・七」の三十一文字で、歌人の心情を表現する叙情的な作品が数多く残されています。 今回は、生化学研究者であり現代を代表する歌人のひとりでもある・永田紅の歌をご紹介します。 細胞のなかに奇妙な構造のあらわれにけり夜の顕微鏡(永田...
有名短歌の解説 寺山修司 【列車にて遠く見ている向日葵は少年のふる帽子のごとし】徹底解説!!意味や表現技法・句切れなど 2020年3月3日 万葉の時代より人々に親しまれてきた短歌の世界。 「五・七・五・七・七」の三十一文字で、歌人の心情を歌い上げる叙情的な作品が数多くあります。 今回は戦後の歌壇に奔放多彩な才能で切り込んでいった前衛歌人・寺山修司の歌をご紹介します。 列車にて 遠く見ている「向日葵」は 少年のふる帽子のごとし 🌻寺山...
有名短歌の解説 道浦母都子 【秋草の直立つ中にひとり立ち悲しすぎれば笑いたくなる】徹底解説!!意味や表現技法・句切れ・鑑賞文など 2020年3月1日 古典文学の時代から日本に伝わる詩のひとつに短歌があります。 五・七・五・七・七の三十一文字で自然の美しい情景を詠んだり、繊細な歌人の心の内をうたい上げます。 今回は、女性として初といわれる全共闘の闘争を正面から詠んだ歌人・道浦母都子の歌をご紹介します。 【つぶやき短歌♥ Kの一首入魂】459≪秋草...
有名短歌の解説 長塚節 【垂乳根の母が釣りたる青蚊帳をすがしといねつたるみたれども】徹底解説!!意味や表現技法・句切れ・鑑賞文など 2020年3月1日 近代短歌の礎を築いた明治時代の歌人・正岡子規。その正岡子規の短歌の理念の後継者と言われるのが「長塚節」です。 今回は、長塚節の名歌をご紹介します。 やすらぎの夜を🌹 垂乳根の 母が釣りたる 青蚊帳を すがしといねつたるみたれども by長塚節🌹母の温もりをしる人は既に幸せ。叶わぬ...
有名短歌の解説 寺山修司 【マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや】徹底解説!!意味や表現技法・句切れなど 2020年2月29日 戦後の歌壇に奔放多彩な才能で切り込んでいった前衛歌人・「寺山修司」。 彼の既存短歌に対するアンチテーゼのような作品は、今なお多くの人々に愛され続けています。 今回は彼が残した歌の代表作ともいえるという歌をご紹介します。」 『マッチ擦るつかのま海に霧ふかし身捨つるほどの祖国はありや』 建国記念の日や終戦記念日に、...
有名短歌の解説 北原白秋 【帰らなむ筑紫母国早や待つと今呼ぶ声の雲にこだます】徹底解説!!意味や表現技法・句切れ・鑑賞文など 2020年2月28日 詩人であり、作詞家としての才能もあわせもった歌人「北原白秋」。 ふるさと、福岡県の柳川を愛し続けた人物でもありました。 今回は望郷の思いをうたい上げた北原白秋の名歌をご紹介します。 #白秋忌 詩人・北原白秋の1942年の忌日。明治から昭和初期にかけて活躍した北原白秋は日本を代表する詩人で歌人の一人。詩集「...
有名短歌の解説 石川啄木 【みぞれ降る石狩の野の汽車に読みしツルゲエネフの物語かな】徹底解説!!意味や表現技法・句切れなど 2020年2月27日 胸に迫る望郷の歌を数多く詠んだ歌人「石川啄木」。 啄木は抒情的な美しい短歌を短い生涯で数多く読み、多くのファンの心を魅了し続けています。 今回はそんな明治時代の有名歌人「石川啄木」の短歌の中からという歌をご紹介します。 【今日のフレーズ】 みぞれ降る 石狩の野の汽車に読みし ツルゲエネフの物語かな 石川啄木『一...
有名短歌の解説 石川啄木 【友がみなわれよりえらく見ゆる日よ花を買ひ来て妻としたしむ】徹底解説!!意味や表現技法・句切れ・鑑賞文など 2020年2月27日 明治時代、抒情的な歌風で知られ、若くしてこの世を去った人気歌人「石川啄木」。 今回は石川啄木の短歌の中からという歌をご紹介します。 友がみなわれよりえらく見ゆる日よ 花を買ひ来て 妻としたしむ 石川啄木 ”一握の砂” いい奥さんだったんですね。 どんな関係の人にも、こんな安らぎを与えられるような人になりたいもの...