近現代においては、短歌のモチーフとしてたびたび取り上げられている葛の花。都会に住んでいると葛の花がどんな花なのか知らない人の方が多いでしょう。葛の根っこから作られる葛粉は、真っ白で清浄なイメージです。くずきりやくず餅の原料として有名ですね。 葛の花も白い花なのでは?と思われがちですが、葛の花は、色鮮やかな赤紫。鮮烈...
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『万葉集』は、奈良時代末期に成立の日本で最古の和歌集です。4500首以上の歌が全20巻に収められています。 『万葉集』以降の歌集は、上流階級の人々の歌がまとめられていますが、『万葉集』は庶民の歌や、方言で歌われた歌も含まれており、文学的な価値だけではなく、史料として大きな価値も持っています。 今回はそんな『万...
奈良時代末期に成立したとされる、日本で最古の和歌集『万葉集』。 この万葉集には全20巻、4500首以上の歌が収められています。天皇や貴族の歌だけではなく、庶民の歌や方言で歌われた歌も含まれているという点で、この歌集の意義は大きなものです。 今回は『万葉集』の中の庶民の歌をご紹介します。 防人に行くは誰が背...
中学生の夏休み宿題に多いのが「短歌作り」。 「せっかくだし、夏休みに関係するものを作ろう!」と思う人も多いですよね。 夏休みと言えば、お盆、お祭り、花火、浴衣、海、川、麦わら帽子、ひまわり…などなど、また、部活、補習、受験、宿題、塾、大会、コンクール…といった、中学生らしいテーマも様々あります。 今回は、中学生...
古来より人々の心を映し、親しまれてきた「短歌」。「五・七・五・七・七」の三十一文字で、歌人の心情を歌い上げる叙情的な作品が数多くあります。 今回は、浪漫派の女流歌人として活躍した与謝野晶子の歌を紹介します。 - - なにとなく 君に待たるる ここちして 出でし花野の 夕月夜かな - - 〜 みだれ髪より 〜#短歌...
短歌というのは、日常の何気ない風景を表現するのに、ぴったりな言葉遊びです。 小学校と中学校の大きな違いの1つとして、部活動の有無があげられます。例外な方もいるかもしれませんが、中学生で部活動をはじめる人がほとんどですよね。 部活動では、 今回は中学生が共感できるような、「部活」をテーマにした短歌を20首紹...
いにしえの時代から、日本人は五・七・五・七・七のしらべに心を込めて歌を詠んできました。 日本でいちばん古い和歌集『万葉集』は奈良時代末期に成立したとされ、全20巻、4500首以上の歌が収められています。 今回は『万葉集』の中からという歌をご紹介します。 新しき年の初めの初春の今日降る雪のいや重け吉事。 新...
国語は苦手だけど「銀」「金」「玉」のならびをうっすら記憶している、という人もいるかもしれませんね。 こちらは、『万葉集』に収録された、山上憶良の歌です。 銀も金も玉も何せむに勝れる宝子に及かめやも(万葉集) pic.twitter.com/eZjEV2OQfP — ℛ (@_remilion) Februa...
いにしえの時代から、日本人は五・七・五・七・七のしらべに心を込めて歌を詠んできました。 日本でいちばん古い和歌集は、奈良時代の終わりころに成立したとされる『万葉集』です。 今回は『万葉集』の中に収録されているという歌をご紹介します。 『萬葉集』(4292)「大伴家持」 うらうらに 照れる春日(はるひ)に ひ...
晩夏から秋にかけて、大地の豊かな実りの象徴として、古くから日本人に愛されてきた果実、葡萄。 葡萄の表すイメージは、実に多彩です。幸せを象徴するような実り・芳醇な香りから想像されるなまめかしさ・雨に濡れた暗い色の持つ哀しみなど。 万葉集の時代から現代に至るまで、そんな葡萄をモチーフとした短歌が多数作られてきました。...
現代における文学作品と言われると、とても堅苦しく難しいものと思われている方もいらっしゃるかと思います。 しかし、を知ると、作品の分類や重点など背景がわかりやすくなります。 派閥は作品を読む手助けになることもあり、知っていると得をするポイントでもあります。 そこで今回は、現代文学史の中から「白樺派とアララギ派とホ...
日本人は古来から五・七・五・七・七の三十一文字で、花を詠み、月を詠み、人生を詠んできました。 平安時代末期、桜の花をこよなく愛した歌人に、「西行」がいます。鎌倉時代初期の成立の『新古今和歌集』に多くの歌が入集している歌人です。 今回は、西行の歌をご紹介します。 西行はことさら桜の花にこだわった 庵を結んだの...
小学生にとっての「春」といえば、です。 新学期、クラス替え、進学、卒業、入学、保護者面談、クラブ活動…新しい季節の始まりに、わくわくしたり、ドキドキしたり、色々な思いが交差します。 また、寒い冬が終わり、一気に季節が色づくのが「春」。学校の花壇や道端の草花、ビオトープや飼育小屋の生き物たちなどの様子がガラッと変わ...
短歌の歴史は古く、1000年以上前からの歌も多く伝わっています。 高名ないにしえの歌人の中には、その死後何百年たっても、歌のすばらしさが称えられ、伝説的存在となっていたり、神格化されている人もいます。 平安時代の終わりから鎌倉時代の初期に活躍した「西行」もその一人です。江戸時代の俳聖、松尾芭蕉は西行の歌に深く...
短歌のテーマとして定番なのが、「恋愛ネタ」。 今も昔も、好きな人への思いを詠んだ短歌は数多く存在します。 両想いで幸せだったり、切ない片思いだったり、フラれてヤケになっていたり、時には嫉妬していたり… 今回は、高校生が詠んだ恋の短歌をご紹介いたします。 短歌職人 大人顔負けのものから、甘酸っぱい青春の香りがす...
古典文学の時代から日本に伝わる詩のひとつに短歌があります。 五・七・五・七・七の三十一文字で自然の美しい情景を詠んだり、繊細な歌人の心の内をうたい上げたりします。 今回は、令和初の歌会始の儀で召人に選ばれた栗木京子の歌をご紹介します。 観覧車回れよ回れ想ひ出は君には一日我には一生 栗木京子 pic.twitte...
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