【現代短歌 おすすめ20選】高校生が作った!!短歌作りの参考になる短歌作品ネタを紹介

 

みなさんは、どんな高校時代をすごしましたか?

 

この記事を読んでくれる人の中には、現役の高校生の方もいるかもしれませんね。部活や勉強や恋愛…、高校生活はいろいろなことがあります。

 

 

今回は、そんな“高校生”の作った現代短歌をご紹介していきます。

 

短歌職人
お気に入りの作品を見つけたり、ご自身が短歌を詠まれる際の参考にしてみてくださいね!

 

高校生が作った!!おすすめ現代短歌【前半10歌】

 

【NO.1】『 突然に コーラを吸って 生き絶えた ティッシュの死骸を 抱えて走る 』

短歌職人
コーラを吸ったティッシュを「ティッシュの死骸」と表現しているのが、斬新で面白いです。「ティッシュの死骸」を抱えて走る図を想像するだけでクスリとしてしまいますね。

 

【NO.2】『 友達と 遊んでいると 何でかな 盛り上がるほど なんか悲しい 』

短歌職人
友達と遊んでいて、会話が盛り上がるほど、ふと悲しい気持ちになってしまう。この歌は、共感できる人もいるのではないでしょうか。この現象はなぜ起こるのでしょうか、人間関係について深く考えさせてくれる歌です。

 

【NO.3】『 君からの ありがとうの一言で 僕の心は お祭り騒ぎ 』

短歌職人
作者は好きな人からの「ありがとう」の言葉がよほど嬉しかったのでしょう。「お祭り騒ぎ」という言葉が、喜びに満ち溢れて今すぐ叫びだしたくなるような気持ちを上手く表現しています。とてもかわいらしい歌ですね。

 

【NO.4】『 自転車の サドルについた 水滴が 引き留めてくる まだ行かないでと 』

短歌職人
自転車のサドル(座るところ)に水滴がついていて乗りにくいことを、「サドルについた水滴が引き留めてくる」と表現しているのでしょうか。いろいろな解釈ができて面白い歌ですね。大人びた不思議な魅力を感じる歌です。

 

【NO.5】『 君の背で 風にたなびく ゼッケンが ギリシャ彫刻 みたいな朝 』

短歌職人
「君」は陸上部か何かの運動部で、朝練中なのでしょうか。走るときに受ける風でたなびくゼッケンを「ギリシャ彫刻」と表現することで、よりドラマチックな印象を受けます。

 

【NO.6】『 授業中 方程式を 解きながら ノートの隅に 記す君の名 』

短歌職人
作者は、授業中ノートに何気なく好きな人の名前を書いていたのでしょう。好きな人の名前ってなんとなく書いてみたくなってしまいますよね。そんなささやかな恋心をよく表現しています。

 

【NO.7】『 君といた、十三ヶ月に 「あの頃」と 題名つけて 壁に飾る日 』

短歌職人
君といた年月を、いつか大人になった時にきっと懐かしむだろうという歌です。過ごした年月を振り返り懐かしむことを「壁に飾る」と表現しているところが面白いです。なんだかしみじみとしてしまいます。

 

【NO.8】『 忘れ物 取りに戻った 教室は いつもと違う 無音の空間 』

短歌職人
忘れ物を取りに無人の教室に戻ったら、いつも騒がしい教室がとても静かで、いつもと違う空間に感じた、という歌です。教室を「空間」と表現することによって、作者の感じた違和感がより強調されています。また、体言止めによって、無音の余韻が感じられます。

 

【NO.9】『 レギュラーを 外れた僕に 温かい 母のシチューが 湯気たてている 』

短歌職人
運動部の作者はレギュラーから外されてしまい、落ち込んで家に帰ったらお母さんがあたたかいシチューを作ってくれていた、という歌です。落ち込んでいる息子にシチューを作ってくれるお母さんの優しさが心にしみます。あたたかい気持ちになる歌ですね。

 

【NO.10】『 ねえ桜、なんで隠れて いたんだい 君の季節は 去ったというのに 』

短歌職人
桜に語りかけるような言葉が素敵ですね。作者は、春の終わりに遅れて咲いた桜を見つけたのでしょうか。最後に切ない余韻が残るのもとても味わい深いです。

 

高校生が作った!!おすすめ現代短歌【後半10歌】

 

【NO.11】『 祖母よりも 包丁うまく 使えても 桃を切ってと 祖母に甘える 』

短歌職人
作者は、包丁をうまく使えるのにわざと祖母に甘えます。祖母もそれが分かっていて切ってあげてるのではないでしょうか。その後、二人で仲良く桃を食べるところまで想像できますね。とてもほっこりする素敵な歌です。

 

【NO.12】『 車窓から 夜景を見ている 帰り道 自分も誰かの 夜景の一部で 』

短歌職人
夜景は、誰かのだしている光が集まって出来ています。自分が夜景を見ている時、自分もまた誰かの夜景の一部となっているのです。そう思うと、なんだか不思議な気持ちになりますね。面白いことに気づかせてくれる歌です。

 

【NO.13】『 あの曲を 聞けばあの頃 思い出す 今の私は どの曲だろう 』

短歌職人
高校時代によく聞いていた曲を聞き返すと、高校時代を鮮明に思い出すという人は多いのではないでしょうか。音楽はそれを聞いていた頃のことを思い出させてくれます。ならば、今の私はどの曲だろうというのがこの歌です。思わず考えてみたくなる面白い歌ですね。

 

【NO.14】『 コンパスを 1周回し ぴったりと 線合う時の 軽い快感 』

短歌職人
コンパスって回しているうちに軸がずれてしまって、なかなかぴったりと線が合った綺麗な円ができませんよね。線がぴったり合うと軽く快感、というこの歌に思わず共感してしまう人もいるのではないでしょうか。

 

【NO.15】『 団結と 縛る鎖の 端持って ぷらんぷらんと 縄跳び跳ぼう 

短歌職人
「ぷらんぷらん」という擬音語がだるそうな雰囲気を効果的に演出しています。「団結と縛る鎖」はクラスや部活などでの「団結」の押しつけを表しているのでしょうか。その「鎖」という比喩の延長で縄跳びを跳んでしまおうという発想がとても面白い歌です。

 

【NO.16】『 「久しぶり ちっちゃくなった?」は 常套句 さん付けはもう 懐かしい春 』

短歌職人
「常套句」とは、いつも決まって用いられる文という意味です。作者は誰かと定期的に会っているのでしょうか。さん付けで呼んでいた頃から少しづつ距離が縮まって行く様子が表現されています。作者とお相手の素敵な関係性がうかがえる歌です。

 

【NO.17】『 怠いから やめてしまった 告白を ソーダに混ぜて 空に流した 』

短歌職人
「ソーダに混ぜて空に流す」という情景がとてもロマンチックで美しいです。ソーダの泡のように儚い恋だったということでしょうか。少し脱力感のある雰囲気が魅力の歌です。

 

【NO.18】『 何色に 染まればいいか わからない 私を置いて いく空の青さよ 』

短歌職人

高校生はアイデンティティの確立に悩む時期です。高校生らしい悩みがどこまでも青い空という美しい情景にからめて詠まれています。「青空」というモチーフが、爽やかで明るい印象を与えてくれるおかげで、悩みの歌なのに暗くなりすぎていません。

 

【NO.19】『 目が合って ニコッとされて 目をそらす そらしたことを 後悔してる 』

短歌職人
好きな人と目が合って微笑まれたけど、思わず目をそらしてしまった、それを後悔している。思春期らしい、甘酸っぱい恋の歌です。上の句のスピード感が目が合った瞬間の軽いパニックを上手く表現しています。

 

【NO.20】『 背伸びして 届かなかった 身長も 今では見える 母の白い髪 』

短歌職人

昔は届かなかった身長も今では母を追い越し、白髪が見えるまでに成長した、という歌です。「母の白い髪」は時の流れの象徴とも、母の苦労ともとれますね。しんみりさせてくれる味わい深い歌です

 

以上、高校生が作ったオススメ現代短歌でした!

 

さいごに

 

いかがだったでしょうか?

 

高校生とは思えないほどクオリティの高い歌が沢山ありましたね。

 

あの頃を思い出して懐かしくなった、という人もいるのではないでしょうか。

 

高校生は大人にはない特別な感性を持っており、高校生にしか詠めない歌は沢山あります。

 

短歌職人
高校生のみなさんはぜひ、日常のささいなことでもいいので、短歌にしてみてください!
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