【虹に関する短歌 おすすめ20選】中学生向け!!短歌作りの参考になる短歌例を紹介

 

虹は多くの人の心を打ちます。

皆さんも虹を見つけた時に親しい人と一緒にいると「虹が出てるよ」と教えてあげたくなるのではないでしょうか?

 

 

今回は、「虹(にじ)」に関するおすすめ短歌を20首ご紹介します。

 

短歌職人
お気に入りの作品を見つけたり、ご自身が短歌を詠まれる際の参考にしてみてくださいね!

 

虹に関するおすすめ短歌集【前半10首

 

【NO.1】

『 君と見た あの時のあの 虹がまた 現れるのを ひとりただ待つ 』

【意味】あの時君と見たあの虹がまた現れるのを一人でただ待つ

短歌職人
二人で虹を見たことと、その時の虹が特別な思い出であることを感じさせます。ですが現在「君」はいません。「ただ待つ」が寂しい余韻を残しています。

 

【NO.2】

『 夕景色 傘を畳んで 真っ直ぐに 東へ駆ける 虹消えぬ間に 』

【意味】夕景色に傘を畳んで虹が消えないうちに真っ直ぐに東へ駆けていく

短歌職人

虹は雨上がりの夕方、東の空に出やすいと言われています。虹をもっと見たくて虹のもとへと走る素直な気持ちを歌っています。

 

【NO.3】

『 数分で 消えたる虹を 見た人と 何か共有 した気がしている 』

【意味】数分で消えてしまった虹を見ていた人とは何かを共有したような気がする

短歌職人
虹を見た特別感と嬉しさが表れています。偶然虹を目にした他の人のことも、数分限定の嬉しい体験をした者同士だと感じたのでしょう。

 

【NO.4】

『 ずぶ濡れの 身体と心 うつむいた 顔をあげれば ご褒美の虹 』

【意味】体と心はずぶ濡れでうつむいていたけれど、顔を上げるとご褒美のような虹が出ていた

短歌職人
「心もずぶ濡れ」とは…辛いことがあったのでしょう。しかし「ご褒美の虹」という表現から、報われた気持ちが察せられます。ほっとするような歌です。

 

【NO.5】

『 天気雨 虹のでた空 あの人も 誰かとどこかで 見ているのかな? 』

【意味】天気雨が降って虹が出た空をあの人も誰かとどこかで見ているのかな

短歌職人
虹を見て、日頃から気にかけている「あの人」のことを思ったのでしょう。「見ているのかな?」からは「見ていたらいいな」という思いを感じます。

 

 

【NO.6】

『 雨上がり 鉛色の雲 おしのけて 空に架かるは 虹の七色 』

【意味】雨上がりに鉛色の雲を押しのけて七色の虹が空にかかる

短歌職人
「おしのけて」が、晴れ間がどんどん広がっていく様子を上手く表現しています。「虹の七色」と倒置法にすることで虹の色がより鮮やかに想像されます。

 

【NO.7】

『 帰り道 うっすら虹が出て「虹」と 言えば上向く 大きくなったね 』

【意味】帰り道にうっすら虹が出て、「虹」というと上を向いた。大きくなったね。

短歌職人
子供が「虹」という言葉を分かるまでに成長したという歌です。「大きくなったね。」に驚きと、しみじみとした嬉しさが表れています。

 

【NO.8】

『 丘にある 校舎の窓は この町で いちばんおおきな 虹かかる窓 』

【意味】丘にある校舎の窓はこの町で一番大きい虹のかかる窓だ

短歌職人
並んだ窓ガラスには空が広範囲に映りこむのでしょう。平仮名で字余りにした第4句が、映る虹の大きさを想像させます。

 

【NO.9】

『 雨の間に 渡せる橋の 鮮やかに 打つや瞳に 写りゆくまで 』

【意味】雨が止まないうちに渡る橋の鮮やかさが瞳を打って写ってゆく

短歌職人
まだ雨雲の残る空に出た虹の鮮やかさを詠んでいます。「打つや瞳に」という倒置法が、思わず目を奪われた感動を強調しています。

 

【NO.10】

『 靴履かす 母より早く 空を指す ちいさなひとさし指の先の虹 』

【意味】靴を履かせる母よりも早く空を指した小さな人さし指の先に虹があった

短歌職人
子供は靴を履かせてもらっている間に虹を見つけたのでしょう。お母さんに教えようと指差したのでしょうか。可愛らしく、微笑ましい歌です。

 

虹に関するおすすめ短歌集【後半10首

 

【NO.11】

『 陽だまりの 優しさの中、ナナイロの 虹と眠気と ネコとおじさん 』

【意味】優しい陽だまりの中の七色の虹と眠気と猫とおじさん

短歌職人
平和でのどかな日常の風景です。雨上がりの陽だまり、空には虹がかかっている、そんななか猫とおじさんがうとうとしている様子が想像できます。

 

【NO.12】

『 目を閉じて 瞼(まぶた)の奥に 見えるのも 虹だと思う 虹だと思う 』

【意味】目を閉じた時にまぶたの奥に見えるものも、きっと虹だと思う

短歌職人
目を閉じると光の残像が見えることがあります。それを虹だと思いたいという気持ちを「下の句」を繰り返すことによって強調しています。

 

【NO.13】

『 白南風(しらはえ)の 芝生の庭は 夏盛り シャワーの虹と ビニールプール 』

【意味】白南風の吹く芝生の庭は夏盛りでビニールプールにシャワーで虹がかかる

短歌職人
白南風は梅雨の終わりに吹く風です。しかし庭はもう夏盛り。ビニールプールにはしゃぐ子供とシャワーの水しぶき、そこに虹がかかるという楽しい光景が目に浮かんできます。

 

【NO.14】

『 とびきりの 虹に出会えた あなたから 見上げることを 教わったから 』

【意味】あなたから見上げることを教わったからとびきりの虹に出会えた

短歌職人
うつむくよりも顔をあげよう、と言ってくれた人がいたのでしょう。「とびきりの」虹を見た感動と「あなた」への感謝を感じます。

 

【NO.15】

『 ドライブの 醍醐味きわまる 安達太良と 吾妻の山に 虹かかりたり 』

【意味】安達太良山と吾妻山に虹がかかってドライブの醍醐味が極まる

短歌職人
安達太良山と吾妻山は距離が近く、二つの山を橋渡しするように虹がかかったのでしょう。ドライブ中に素敵な光景に出会えましたね。

 

 

【NO.16】

『 移り気と 裁く心の 哀しさに あじさい揺れて 虹のエチュード 』

【意味】移り気と裁く心の悲しさに揺れるあじさいの虹のエチュード

短歌職人

紫のあじさいの花言葉は「移り気」で青色は「冷静」。エチュードには即興劇という意味があります。異なる性格をもつあじさいは虹の下で少し悲しい内容の演劇をしていたのでしょうか。

 

【NO.17】

『 秋の色 狐の雨や 空かなた 澄みし青さに 虹のかかりて 』

【意味】狐の雨は空の向こう、秋の澄んだ青空に虹がかかる

短歌職人

晴れているのに急に降る雨を狐の嫁入りと言います。変わりやすい秋の天気と、青空の虹の美しさを詠んだ歌です。

 

【NO.18】

『 生きるのに 嫌気がさして 蹴飛ばした 水たまりから 虹が生まれる 』

【意味】生きるのに嫌気がさして水たまりを蹴飛ばしたら虹が生まれた

短歌職人

光の加減などで水しぶきには一瞬だけ虹ができることがあります。思わず蹴飛ばした水たまりが作った虹を見て、生きるのも悪くはないと思えたのでしょうか。

 

【NO.19】

『 雨上がり 散りゆく桜 見上げれば 虹のしずくが 花にきらめく 』

【意味】雨上がりに散る桜を見上げたら虹のしずくが花にきらめいていた

短歌職人

小さな一滴のしずくにスポットを当て、そこに映る虹の存在感を感じさせる、とても綺麗な歌です。

 

【NO.20】

『 桜葉に  滴(したた)り残し  ひと刷毛(はけ)に  虹を染め行く  粋な五月雨 』

【意味】桜の葉にしずくを残して、ひと刷毛虹を染めて行った粋な五月雨

短歌職人

五月雨が最後に空に刷毛でひと塗りして虹を描いていった、粋なことをするなぁ、という歌です。面白い表現で、この歌自体にも粋を感じます。

 

以上、虹をテーマにしたオススメ短歌でした!

 

 

短歌職人
今回は「虹(にじ)」をテーマに詠んだ短歌を紹介しました。
虹は儚く、すぐに消えてしまうからこそ、人は虹に惹かれるのかもしれません。
虹をテーマにした短歌は近代短歌、現代短歌にも多くあります。もっと短歌に描かれた虹を見てみたいと思った人は鑑賞してみるのも良いでしょう。自分も虹を見て心を動かされたことがある、虹の短歌を作ってみたいという人はぜひチャレンジしてみて下さい。その時の気持ちを言葉にすればきっと素敵な短歌が生まれるでしょう!