大正の初めに生まれ、昭和時代に活躍した歌人「宮柊二」。 彼は戦後の歌人を代表する一人で、短歌の領域を押し広げた人でもあります。 今回は宮柊二の名歌をご紹介します。 あたらしく冬きたりけり鞭のごと幹ひびき合ひ竹群はあり 宮柊二 中学生の時に、教科書に載っていた。国分寺の家の近所には、竹群があちこちにあったの...
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詩や短歌、童謡の歌詞など、多彩な文学の才能で明治末期から昭和のはじめにかけて活躍した「北原白秋」です。 若き日の北原白秋は、青春の哀歓を瑞々しい言葉で抒情的に詠んだ短歌を多く残しています。 今回は北原白秋の処女歌集『桐の花』からという歌をご紹介します。 今日の萌え短歌:白き犬水に飛び入るうつくしさ鳥鳴く鳥...
日本の近代文学に偉大な足跡を残した、国民的歌人「北原白秋」。 数多くの詩歌を残し、陰影のある感覚をきらびやかに歌った作品は、今なお多くの人々に愛され続けています。 今回は、白秋が残した名歌の中からをご紹介します。 病める児はハモニカを吹き夜に入りぬもろこし畑(ばた)の黄なる月の出 北原白秋 pic.twitte...
詩人、歌人、作詞家などマルチな文学の才能にあふれ、数々の美しい詩歌を発表した「北原白秋」。 彼は明治時代の終わりから、昭和の初めころまでを活躍した人物です。優しく美しい言葉で、抒情的な歌を多く残しました。 今回はそんな北原白秋の名歌をご紹介します。 草わかば色鉛筆の赤き粉のちるがいとしく寝て削るなり 北原...
古来より人々の心を映し、親しまれてきた日本の伝統文学「短歌」。 「五・七・五・七・七」の三十一文字で、歌人の心情を表現する叙情的な作品が数多く残されています。 「恋の短歌」といえば、情熱の歌人・与謝野晶子の作品を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか? 今回は彼女が残した名歌の中から、をご紹介します。 小百...
明治時代の末期から昭和10年代までを活躍した「北原白秋」。 白秋は感傷的・ロマンチシズムあふれる作風で、100年以上前の作とは思えない瑞々しい輝きを今も放ち続ける名歌の数々を詠んだ歌人です。 今回はそんな北原白秋の名歌をご紹介します。 珈琲と和菓子と日本酒の店 喫茶狐菴 しみじみと物のあはれを知るほどの ...
夏を象徴する花・ひまわりは、遥か昔から現代に至るまで、ジャンルを問わず、多くの芸術家たちに愛されてきました。 今回は、ひまわりを題材とした短歌で私たちに鮮烈な印象を与えた歌人・前田夕暮の歌をご紹介します。 ※ きょうの一首 向日葵は 金の油を 身にあびて ゆらりと高し 日のちひささよ ~前田夕暮 (真夏の日の下...
山形県の農村に生まれ、短歌を詠みつつも精神科医としても大きな功績をあげた「斎藤茂吉」という人物がいます。 彼は正岡子規の流れを汲む、アララギ派の歌人として活躍しました。 今回は、斎藤茂吉の作品をご紹介します。 あかあかと一本の道とほりたり たまきはる我が命なりけり 斎藤茂吉 #折々のうた三六五日#長月九月...
古典文学の時代から日本に伝わる詩のひとつに短歌があります。 五・七・五・七・七の三十一文字で自然の美しい情景を詠んだり、繊細な歌人の心の内をうたい上げます。 今回は、評論『新しき短歌の規定』が戦後短歌の出発を支えるマニフェストとして注目され、長く歌壇の中心的存在として活躍した近藤芳美の歌をご紹介します。 たちま...
明治、大正、昭和にかけて活躍したアララギ派の歌人「斎藤茂吉」。 歌人人生の中で18000首近い歌を発表している日本の近代歌人を代表する一人です。 今回は、斎藤茂吉晩年の名歌集『白き山』からをご紹介します。 最上川 逆白波のたつまでに ふぶくゆふべと なりにけるかも 🍀 斎藤 茂吉 pic...
11月と言えば、秋も深まり、厳しい冬へと向かっていく季節ですね。 11月をテーマに詠まれた短歌は、秋の終わりを感じ、冬の訪れを想ってのが特徴です。 また、人恋しさもいっそう強くなる季節ですから、恋しい人を想って詠まれた歌も多くあります。 時代が変わっても、秋の終わりになんとなく寂しさを感じる私たちの心は、...
短歌は現代においても気持ちを表現できる詩として活用されています。 特に気持ちの動きが激しい恋は古来から歌われているテーマの一つです。 今回はその中でも片思いを中心に有名短歌と一般の方が作った素人短歌をご紹介します。 短歌職人 上手な作品ばかりですので、ぜひ短歌作りの参考にしてみてください! 片思いに関する...
万葉の時代より親しまれてきた日本の伝統文学のひとつである「短歌」。五・七・五・七・七の調べで、日本の美しい自然や繊細な歌人の心の内を歌い上げます。 現代まで多くの歌人が優れた歌を残してきましたが、その中でも日本の近代文学に偉大な足跡を残した詩聖・北原白秋がいます。 今回は、白秋の代表歌をご紹介します。 春の鳥 ...
人や自然への溢れる思いを詠みこみ、近代短歌史に偉大な足跡を残した歌人「若山牧水」。 彼の詠む短歌は、流れるような韻律の良さが特徴で、今なお人々に愛誦されている歌が数多くあります。 今回は、牧水の残した名歌の中からをご紹介します。 海鳥の風にさからふ一ならび一羽くづれてみなくづれたり(若山牧水) — 石川 源嗣 ...
精神科医と歌人という二つの顔を持ち、医療人としても功績をあげながら短歌を詠み続けた「斎藤茂吉」。 彼は山形県生まれの人物で、明治の終わりごろから昭和期の戦後の時期までを活躍しました。 今回は、斎藤茂吉の処女歌集にして出世作である『赤光』からをご紹介します。 本日、5月14日は、歌人 斎藤茂吉先生のお誕生日...
日本の和歌史上、和泉式部以来の情熱歌人と称された「与謝野晶子」。 彼女の短歌といえば、女性の自由を歌った情熱的な歌を思い浮かべるかもしれませんが、幻想的・浪漫的な作品も数多く残しています。 今回はその中から、気弱な女性の一面が見え隠れする歌をご紹介します。 与谢野晶子《恋衣》“海恋し潮の遠鳴りかぞへては少女とな...
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