【陸上(部活)をテーマにした短歌 20選】参考になる!!おすすめ短歌ネタ集を紹介

 

陸上競技では、他の競技とは異なり多くの種目で競い合うという特徴があります。走る人もいれば投げる人もいたり、跳ぶ人もいます…。

 

「昔、陸上部に所属していた!」「現役で、陸上部に所属している!」という方も多いのでないでしょうか?

 

 

そこで今回は、「陸上(部活)」をテーマにしたおすすめ短歌ネタをご紹介していきます。

 

短歌職人
お気に入りの作品を見つけたり、ご自身が短歌を詠まれる際の参考にしてみてくださいね!

 

陸上(部活)をテーマにした一般短歌ネタ【前半10歌】

 

【NO.1】『 足遅い 言われてもぼく 陸上の 選手じゃなくて 陸上部員 』

短歌職人
陸上部の人は走るのが早いイメージはみなさんにもあるかと思います。ですが、それはあくまでプロ選手なだけであり陸上部員は日々、自分や自分のタイムと戦っています。そんな陸上部員ならではの悩みがこの歌では表現されています。

 

【NO.2】『 ムダ肉が 全くないよ 女子選手 陸上を観て 我が腹呪う 』

短歌職人
競技のために鍛え抜かれた選手の体と自分の体を比較して、自分に劣等感を感じている様子が表現されています。自分も鍛え抜かれた体を手に入れるために、この歌を飾って目標にするのもいいかもしれません。

 

【NO.3】『 トラックが 発見されて よかったね 雪に埋もれた 陸上競技場 』

短歌職人
雪で隠れていた競技場のトラックが見つかった様子をうまく歌っています。雪の降る地域の毎年の悩みの1つです。そんな悩みから生まれた歌なのでしょう。

 

【NO.4】『 歩き方 いつもの散歩と 違ってる 世界陸上の競歩見たあと 』

短歌職人
テレビで見るようなプロアスリートの動きはとても洗練されており、美しいものです。そんな姿を見てついつい真似してしまった様子が表現されています。真似していると、自分もプロアスリートになったような気分にさせてくれます。

 

【NO.5】『 暑き夏 耐えた者こそ 得る力 雷鳴の如く 進化を遂げる 』

短歌職人
スポーツをする選手の1つの大敵に夏の暑さがあります。その暑さにも負けず努力を重ね、乗り越えられた者にしか得ることのできない「力」について表現されています。

 

 

【NO.6】『 自己ベスト ただそれだけを 目標に 夢中で走り 記録更新 』

短歌職人
自己ベストという目標だけを見据えて必死に走り抜けていく様子が表現されています。なにか目標に向かって全力で取り組んでいる人はとてもカッコ良いです。そんなカッコ良さが伝わる歌となっています。

 

【NO.7】『 夏の暮れ 熱きグランド 駆け続く 我の優勝 君に見せたし 』

短歌職人
辛くても頑張るのには何かしら理由があります。優勝して表彰されたい、良い記録を出して友達を見返してやりたい、だれかの憧れの存在になりたい等、人によって様々です。この歌では自分の優勝した姿を見せたい誰かのために頑張っている様子が表現されています。

 

【NO.8】『 ハードルを 駆け抜け見えた そこにある 表彰台の 栄光と影 』

短歌職人
競い合うということはそこには勝者と敗者が存在し、勝者は「栄光」へと、敗者は「影」となります。この歌では、頑張って駆け抜けた先にある、そんな競い合う世界の厳しさが表現されています。

 

【NO.9】『 陸上部 つらくたっても 諦めず マメな努力で タイム向上 』

短歌職人
陸上競技の種目の多くは個々で行う種目が多く、敵は自分であったり記録となります。辛ければやめることも手を抜くこともできますが、良い記録が出せません。辛くても諦めないでコツコツと努力を重ね、良い記録を出そうという気持ちがこの歌からは伝わってきます。

 

【NO.10】『 最後まで 繋いだ襷に 染みた汗 どんな石より 輝いていた 』

短歌職人
「繋いだ襷」という部分から駅伝であると判断できます。またこの歌で登場する石は「どんな石より 輝いていた」という部分からダイヤモンドなどの宝石であることが読み取れます。河原に落ちている石は通常、輝きませんのでそのように判断できます。汗の美しさをうまく表現した歌となっています。

 

陸上(部活)をテーマにした一般短歌ネタ【後半10歌】

 

【NO.11】『 高跳びの 天才見つけた 草むらで バッタに弟子入り してみようかな 』

短歌職人
バッタの特徴といえば、跳躍力だと思います。高跳びの競技で思うようにいかず、悩んでいる時に草むらで軽々と跳んでいるバッタを見つけたのでしょうか。「藁にもすがる」ということわざのように「バッタにもすがる」様子が表現されています。

 

【NO.12】『 豪快な 雄叫びのあとに 青空を 一筋の矢が 切り裂いたんだ 』

短歌職人
これはやり投げの様子をうまく表現した歌となっています。やりの飛んでいく様子が「一筋の矢」という言葉でうまく表現されています。また「豪快な」という部分から力強いやり投げの様子を感じさせてくれます。

 

【NO.13】『 バトンパス 増してく想い 背負い込んで ゴールに届ける 仲間の分まで 』

短歌職人
「バトンパス」という部分からリレー競技であると判断できます。繋がれていくたびにバトンにかかる想いが増し、アンカーはそれまで繋いできた走者の想いをゴールに届けるんだ!という強い意志を感じる歌となっています。

 

【NO.14】『 頭には みんなでおそろい ハチマキで 離れていても 心は一つ 』

短歌職人
陸上競技はチームスポーツと違い個々での力を競い合う競技となっています。また競い合う種目も違うため会場が離れてしまうことも少なくありません。そんな中でも同じチームとしてのつながりをハチマキに込めて挑んでいる様子が伺えます。

 

【NO.15】『 大会で 首筋みれば すぐわかる こいつは砲丸選手だな 

短歌職人
陸上の記録会などにいくと、取り組んでいる種目によって鍛える体の部位が異なることから、様々な体型をした選手を見ることができます。そんな中でも砲丸投げの選手は首に砲丸を抱えて投げるので滑り止めが首に残り白くなっています。この歌ではそんな首に残った滑り止めをみて砲丸選手と判断した様子が伺えます。

 

 

【NO.16】『 3年で 鍛え抜いた 大腿筋 2回りくらい 太くなったな 』

短歌職人
陸上競技で特に短距離をやっている人の太ももを見るとすごく太く鍛え抜かれているのがわかります。この歌ではそんな鍛え抜いた太ももを見て3年間の努力を振り返っている様子が歌われています。

 

【NO.17】『 あと一歩 もうあと一歩 繰り返し 走り抜けてた 25周 』

短歌職人
ここでいう25周を400メートルトラックと考えると10000メートル競技に関する歌だと読み取ることができます。長距離は短距離と違い、自分との勝負になりますので「あと一歩」と自分を鼓舞して走り抜けてきた様子が想像できます。

 

【NO.18】『 難しい チームワークと 言われても だって競技が 違うんだもの 』

短歌職人

これが陸上部員の難しいところなのでしょうか。同じ部活で活動しているのに違う競技だとお互いを理解するのに苦労します。そんな陸上部員の苦労の様子が表現されています。

 

【NO.19】『 走る時 高く飛ぶ時 喜ぶ時 いつでも一緒 ポールは友達 』

短歌職人
この歌で表現されているのは棒高跳びでしょうか。ポールというのは棒高跳びの選手が使用する棒のことですね。助走して、飛んで、喜んでいる時にいつも横にはポールがいて一緒に喜んでいる情景が想像できます。

 

【NO.20】『 位置につき ふと蘇る 3年間 すべて出し切る 力、汗、涙 』

短歌職人

競技のスタート位置についてこれまで努力してきた3年間がふと蘇っている様子が読み取れます。3年間という長い間、続けてきた努力を思いっきり出し切ってやろうという心意気を感じます。

 

以上、陸上(部活)をテーマにしたオススメ短歌でした!

 

 

短歌職人
今回は「陸上」に関するテーマの短歌を紹介してきました。
陸上競技は特に自分の気持ちとの戦いとなる部分も多いスポーツになります。
ぜひみなさんも、辛くて諦めそうになったら短歌にして想いをぶつけてみましょう。少しは気持ちが和らぐかもしれません。