【夏休みの短歌 30選】中学生の宿題に最適!!夏らしいおすすめ短歌作品を紹介!

 

中学生の夏休み宿題に多いのが「短歌作り」。

 

「せっかくだし、夏休みに関係するものを作ろう!」と思う人も多いですよね。

 

夏休みと言えば、お盆、お祭り、花火、浴衣、海、川、麦わら帽子、ひまわり…などなど、夏に関係するイベントや単語は結構たくさんあります。また、部活、補習、受験、宿題、塾、大会、コンクール…といった、中学生らしいテーマも様々あります。

 

今回は、中学生向け夏休みの短歌をご紹介します。

 

短歌職人
実際に「夏休み」に関する短歌はどんなものがあるのか、見ていきましょう!

 

中学生の宿題に最適!!夏らしい夏休みの素人短歌【前半15首】

 

【NO.1】『 夕暮れの 闇に飲まれず 蛍たち 命の限り 光を発つ 』

短歌職人
夏にたくさん見られるようになる蛍。暗い闇にも負けずに光っているのを見ると、蛍の生命力を見ているような気分になります。

 

【NO.2】『 走っても 止まっても出てくる 大汗を ただいまと叫び 冷ましけり 』

短歌職人
ここ数年、特に猛暑が厳しいですね。何をしても汗が止まらない、ということもしょっちゅうではないでしょうか。親の待つ家に元気に帰り、エアコンの涼しさに感動する様子が伝わってきます。

 

【NO.3】『 夏休み プールに入って 気持ち良い いっぱい遊んで うれしさいっぱい 』

短歌職人
プール開きが行われ、夏休みにプール開放期間がある学校もあるようです。市民プールに行く人もいますし、夏の代名詞として楽しむ姿が思い浮かびますね。

 

【NO.4】『 食べすぎは よくないのだと 氷菓子 差し出されては 出す手しかなし 』

短歌職人
毎日アイスばかり食べていてはいけないと分かっていても、親戚の家などで「アイスあるけど食べる?」と聞かれては断れないですね。そんな、ほんの少しの葛藤を描いた短歌です。

 

【NO.5】『 ひまわりの 向く先に何が あるのかと 見上げてみれば まぶしき光 』

短歌職人
ひまわりは、太陽の動きに合わせて首の角度を変えるそうです。ひまわり畑などで時間ごとに写真を撮ってみると、その違いがよく分かります。夏のまぶしい光とひまわりのコントラストが思い浮かぶような短歌ですね。

 

【NO.6】『 窓開けて 涼しき風を 求めても 入ってくるのは セミの声だけ 』

短歌職人
涼しさを求めて窓を開けてみても、思ったより風が通ってこない様子が分かります。むしろセミの声がよく聞こえて、一段と暑苦しくなってしまったような、そんな気だるい夏の一コマが想像されます。

 

【NO.7】『 夏休み 君に会えなく さびしくて 祭りの中で 君を探した 』

短歌職人
長い長い夏休み期間。嬉しい気持ちもありますが、学校がないと大好きな人に会う機会も減ってしまうもの。今日来てたりしないかな…と、自然と探してしまう気持ち、分かる気がします。

 

【NO.8】『 暑いから みんなで涼を 求めては やたらと混んでる 先生の部屋 』

短歌職人
最近は教室にもエアコン完備の学校が増えていていますが、昔は職員室にしかついていないなんてことも多かったようです。夏休みとはいえ、補習や部活で登校する機会も多いもの。みんな涼みに職員室に行ってしまうのも仕方ないですね。

 

【NO.9】『 冷やし中華 はじめましたと 言われては… 今日のお昼は これにしようよ 』

短歌職人
夏の風物詩、冷やし中華。店先に「冷やし中華はじめました」と張り紙がされているお店を見かけたこともあるでしょう。ついつい食べたくなってしまう気持ちも分かります。

 

【NO.10】『 うちわだけ それで十分 涼しくて 田舎もありだと 思うなどする 』

短歌職人
親の実家に帰省して気づく、田舎との温度差を綴った短歌です。縁側でうちわを使うだけで涼しさを感じられるのは貴重ですね。

 

【NO.11】『 夏休み いなかの海で およいだよ コンブゆらゆら ウキワぷかぷか 』

短歌職人
田舎に帰省して、海に泳ぎにいったのでしょう。海には意外と色々なものが浮いているもの。お盆を過ぎるとクラゲが出るともいいますね…要注意です!

 

【NO.12】『 夏休み 祖父母の家で 野菜取り きゅうりのトゲが ちくちくささる 』

短歌職人
これも同じく、帰省した時の様子を詠んだ歌です。畑での野菜収穫は貴重な体験ですよね。こういった経験から、季節ごとの野菜を覚えていっているのだと思います。

 

【NO.13】『 夏おわり 秋がくるのも もう少し 服も引っ越し 半袖さらば! 』

短歌職人
夏休みが終わると、秋まであと一歩!最近は9月も暑いですが、夏のイベントが一通り終わって寂しくなる気もしますね。秋の衣替えに向けて、秋服のサイズを確認する様子が伝わります。

 

【NO.14】『 家帰り 宿題やれと 怒鳴られる はいはいわかった今 やりますよ  』

短歌職人
まるで親の声が思い出されるような短歌です。夏休みの宿題はとても多く、終わり間近になって片付けようとしても時すでに遅し…ということも。早めの段階から計画的に終わらせてしまうのがよさそうです。

 

【NO.15】『 湿原は 緑がいっぱい いやされる 心の中にも 緑広がる 』

短歌職人
出かけた先の、緑の様子に感動している様子が伝わります。夏休みは遠出する機会も増えるもの。夏らしい光景を探す旅に出てみてもいいのかもしれませんね。

 

中学生の宿題に最適!!夏らしい夏休みの素人短歌【後半15首】

 

【NO.16】『 夏の山 キャンプに行って 楽しいな 自分で作った カレーが美味い 』

短歌職人
夏のアウトドアといえば、海だけではありません。山で自炊する料理は、普段より格別美味しく感じるもの。カレーに限らず、キャンプ向きの料理はたくさんありますので、是非チャレンジしてみては。

 

【NO.17】『 部活動 毎日続く 休みなし 記憶に残る 日差しの暑さ 』

短歌職人
「休み」とついている夏休み、意外と休めなかったりしますよね。部活動のその要因の1つ。これでもかと入ってくる練習スケジュールを、どうにかこうにか乗り越えた様子が伝わります。

 

【NO.18】『 夏休み 毎日遊び 気が付くと 進んでいない 課題が山積み 』

短歌職人
これも宿題関係の短歌です。中学生にもなると、すぐに済むような課題ばかりではないこともしばしば。休み明けのテスト範囲になっていることも多く、注意が必要です。

 

【NO.19】『 今年こそ 絶対勝つぞ 夏大会 毎日続く 部活楽しい 』

短歌職人
毎日の部活に苦労するシーンもありますが、純粋に楽しく参加できることもありますよね。夏が大会の山場になる部活がほとんど。思わず応援したくなってしまう、青春の一コマを表したような短歌です。

 

【NO.20】『 夏の世の キャンプファイヤー 眩しくて 隣で笑う 君も輝く 』

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キャンプファイヤーの火って、非日常感がありますよね。みんなで参加すると一層楽しくて、思い出に残るイベントになるものです。隣の子の笑顔が頭から離れなくなったら、もしかしたら恋だったりするのかもしれませんね…

 

【NO.21】『 塾帰り 夜空に光る 花火見る 花咲く未来 夢見て帰る 』

短歌職人
今まで毎年参加してきていた夏祭りも、受験生となれば見送りに。花火が咲く様子と、未来に花が咲く様子を上手く掛け合わせた短歌です。春先に、今度はどうかサクラの花が咲きますように!

 

【NO.22】『 部活動 いよいよ終わり 受験生 ラケット置いて ペンを握ろう 』

短歌職人
毎日握ってマメが出来た手も、今度はペンだこを作る番。夏の大会が終わると、3年生たちは一気に受験モードになりますね。部活で鍛えた忍耐力で、頑張れ、受験生!

 

【NO.23】『 セミの声 ミンミンミンと うるさくて 自然に起きる 夏休みの朝 』

短歌職人
窓を開けて寝ていたり、家の近くに木があったりするとセミの声はよく聞こえます。あまり総会な目覚めとはいえないかもしれませんが、夏ならではの光景ですね。

 

【NO.24】『 可愛いと 言ってほしくて 浴衣着る 心も帯も 苦しくて 』

短歌職人
夏祭りに向かう女の子の様子が浮かぶような短歌です。精一杯おしゃれをして向かう乙女心が読み取れますね。

 

【NO.25】『 「久しぶり」 「元気だった?」 「宿題やばい」 休み明けの 月曜日 』

短歌職人
夏休みが終わって最初の登校日は、お互いの近況報告から入るもの。どこに行った?何があった?宿題やった?と、色々な情報交換がされていそうです。

 

【NO.26】『 ああ暑い 今年の夏は 大変だ 部活に遊び 全部やるぞ 』

短歌職人
学生の夏休みは結構忙しいもの。部活、友達との予定、家族との予定、あとは宿題も…スケジュールを埋めていくことすら楽しくなりそうな短歌です。

 

【NO.27】『 ああ夏よ 長く思えど 実際は 風の速さで 過ぎゆくものよ 』

短歌職人
夏休みって、長いようで本当に短い…8月の終わりには、「あとこれだけしかないの!?」と思ったりしたものです。あっという間の長期休み。次はまた冬休みが楽しみになりますね。

 

【NO.28】『 青い空 遊びに励む 黒い肌 夏の色は 色とりどり 』

短歌職人
久しぶりに会うと、驚く程真っ黒に日焼けした同級生がいたりするものです。夏の色といえば?と聞かれると人によって答えは様々ですが、日焼けした肌の色を思い浮かべる人もいるかもしれませんね。

 

【NO.29】『 朝方に 勉強始めて 早ひと月 これで落ちたら ショックだな 』

短歌職人
夏休みは、早寝早起きで勉強しましょうと口酸っぱく言われた記憶があるかもしれません。朝ちゃんと起きて勉強しているけれど、ふと不合格のシーンを思い浮かべてしまいます。きっと実を結ぶはず。継続は力なり、です。

 

【NO.30】『 朝起きて ひたすら勉強 唯一の 休みになるのは 模試の日くらい 』

短歌職人
夏期講習に行っていたりすると、朝から晩まで塾漬けに…模試の日は、終わってさえしまえば早めに帰れることもありますね。お疲れ様です、と言いたくなるような短歌です。

 

以上、中学生が詠んだ夏休みの短歌でした!

 

同じ「夏休み」というテーマでも、学年ごとで大分テーマが違いそうですね。

 

自然の美しさを詠んだものや、夏の暑さを嫌がるもの。学生さんの中には宿題や受験に苦しめられる様子もよく見られます。

 

短歌職人
夏休みの楽しい面を切り取ってもよし!つらく厳しい面を切り取ってもよし!色々な角度から夏休みを見てみるのも、思い出深い経験になりそうです。今回ご紹介した短歌を参考にぜひ短歌作りに挑戦してみてください