有名短歌の解説 寺山修司 【海を知らぬ少女の前に麦藁帽のわれは両手を広げていたり】徹底解説!!意味や表現技法・句切れなど 2020年2月23日 万葉の時代より人々の心を映し、親しまれてきた日本の伝統文学「短歌」。 「五・七・五・七・七」の三十一文字で、歌人の心情を表現する叙情的な作品が数多く残されています。 今回は、「昭和の啄木」とも称された歌人・寺山修司のをご紹介します。 rt 海を知らぬ少女の前に麦藁帽のわれは両手を広げていたり pic.twitt...
有名短歌の解説 石川啄木 【しらしらと氷かがやき千鳥なく釧路の海の冬の月かな】徹底解説!!意味や表現技法・句切れ・鑑賞文など 2020年2月23日 古典文学の時代から日本に伝わる詩のひとつに短歌があります。 五・七・五・七・七の三十一文字で自然の美しい情景を詠んだり、繊細な歌人の心の内をうたい上げたりします。 今回は、独自の思想と「生活を歌う」三行書きの表現によって近代短歌の歴史に不滅の足跡を残し夭折した、石川啄木の歌をご紹介します。 しらしらと氷かがやき...
有名短歌の解説 穂村弘 【校庭の地ならし用のローラーに座れば世界中が夕焼け】徹底解説!!意味や表現技法・句切れなど 2020年2月20日 古典文学の時代から日本に伝わる詩のひとつに短歌があります。 五・七・五・七・七の三十一文字で自然の美しい情景を詠んだり、繊細な歌人の心の内をうたい上げます。 今回は、ニューウェイブ短歌を牽引し、歌壇の枠を超えてエッセイストとしても活動。若者を短歌に引き寄せるのに大きな力を発揮している、穂村弘の歌をご紹介します。 ...
有名短歌の解説 宮柊二 【あたらしく冬きたりけり鞭のごと幹ひびき合ひ竹群はあり】徹底解説!!意味や表現技法・句切れ・鑑賞文など 2020年2月20日 大正の初めに生まれ、昭和時代に活躍した歌人「宮柊二」。 彼は戦後の歌人を代表する一人で、短歌の領域を押し広げた人でもあります。 今回は宮柊二の名歌をご紹介します。 あたらしく冬きたりけり鞭のごと幹ひびき合ひ竹群はあり 宮柊二 中学生の時に、教科書に載っていた。国分寺の家の近所には、竹群があちこちにあったの...
有名短歌の解説 北原白秋 【白き犬水に飛び入るうつくしさ鳥鳴く鳥鳴く春の川瀬に】徹底解説!!意味や表現技法・句切れ・鑑賞文など 2020年2月19日 詩や短歌、童謡の歌詞など、多彩な文学の才能で明治末期から昭和のはじめにかけて活躍した「北原白秋」です。 若き日の北原白秋は、青春の哀歓を瑞々しい言葉で抒情的に詠んだ短歌を多く残しています。 今回は北原白秋の処女歌集『桐の花』からという歌をご紹介します。 今日の萌え短歌:白き犬水に飛び入るうつくしさ鳥鳴く鳥...
有名短歌の解説 北原白秋 【病める児はハモニカを吹き夜に入りぬもろこし畑の黄なる月の出】徹底解説!!意味や表現技法・句切れなど 2020年2月19日 日本の近代文学に偉大な足跡を残した、国民的歌人「北原白秋」。 数多くの詩歌を残し、陰影のある感覚をきらびやかに歌った作品は、今なお多くの人々に愛され続けています。 今回は、白秋が残した名歌の中からをご紹介します。 病める児はハモニカを吹き夜に入りぬもろこし畑(ばた)の黄なる月の出 北原白秋 pic.twitte...
有名短歌の解説 北原白秋 【草わかば色鉛筆の赤き粉のちるがいとしく寝て削るなり】徹底解説!!意味や表現技法・句切れ・鑑賞文など 2020年2月19日 詩人、歌人、作詞家などマルチな文学の才能にあふれ、数々の美しい詩歌を発表した「北原白秋」。 彼は明治時代の終わりから、昭和の初めころまでを活躍した人物です。優しく美しい言葉で、抒情的な歌を多く残しました。 今回はそんな北原白秋の名歌をご紹介します。 草わかば色鉛筆の赤き粉のちるがいとしく寝て削るなり 北原...
有名短歌の解説 与謝野晶子 【小百合さく小草がなかに君まてば野末にほひて虹あらはれぬ】徹底解説!!意味や表現技法・句切れなど 2020年2月19日 古来より人々の心を映し、親しまれてきた日本の伝統文学「短歌」。 「五・七・五・七・七」の三十一文字で、歌人の心情を表現する叙情的な作品が数多く残されています。 「恋の短歌」といえば、情熱の歌人・与謝野晶子の作品を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか? 今回は彼女が残した名歌の中から、をご紹介します。 小百...
有名短歌の解説 北原白秋 【しみじみと物のあはれを知るほどの少女となりし君とわかれぬ】徹底解説!!意味や表現技法・句切れ・鑑賞文など 2020年2月19日 明治時代の末期から昭和10年代までを活躍した「北原白秋」。 白秋は感傷的・ロマンチシズムあふれる作風で、100年以上前の作とは思えない瑞々しい輝きを今も放ち続ける名歌の数々を詠んだ歌人です。 今回はそんな北原白秋の名歌をご紹介します。 珈琲と和菓子と日本酒の店 喫茶狐菴 しみじみと物のあはれを知るほどの ...
有名短歌の解説 前田夕暮 【向日葵は金の油を身にあびてゆらりと高し日のちひささよ】徹底解説!!意味や表現技法・句切れなど 2020年2月19日 夏を象徴する花・ひまわりは、遥か昔から現代に至るまで、ジャンルを問わず、多くの芸術家たちに愛されてきました。 今回は、ひまわりを題材とした短歌で私たちに鮮烈な印象を与えた歌人・前田夕暮の歌をご紹介します。 ※ きょうの一首 向日葵は 金の油を 身にあびて ゆらりと高し 日のちひささよ ~前田夕暮 (真夏の日の下...